あとあと

経営ってどうやるの?

あれから2年のコロナ禍

約2年書かずにいたので、少なくとも放置力は1年半以上ある。 まあ、無関心でい続けることでエネルギーを消費することはないから、誰でも放置力は高められるわけだが。 なんにしろ、前回の投稿から約2年。あれこれあった。 前回は2020年の11月だった。 そのあとなにがあったかもうなかなか思い出せないが、少しでも書いておこうと思う。

12月、所属チームのイベントはコロナ禍で縮小バージョンにて実施。また、組織として大きな買い物を実施した。

1月、組織として毎年行っていた研修を中止。12月下旬から行っていた照明機材をLEDに換装する作業が完了。東京都などでは緊急事態宣言発令。

LEDは電力消費が少ないとの期待があったが、2年経った今もその効果は計れていない。

というのも電気代が安くなっていないから。

コロナ対策で換気をよくするため窓を開放する →エアコンや暖房の効率が悪化 →電力使用量が増加。

LEDで浮いた分以上にエアコン・暖房での電力消費が大きい感じ。

緊急事態宣言発令に関しては、前回の投稿で予言していたとおり、感染爆発になりましたね。

年末の12月末に東京都の1日の感染者数が1300人くらいいって、大慌てな感じで年明け正月明けに発令でした。

2月、イベントの中止や分散実施。

3月、マスク着用して一人一人の名前も読み上げないお別れイベント。名前くらいは読み上げれば良かったと反省。

3月下旬、別のイベント実施後に別チームからの参加者に陽性者が判明し、別チーム側の利用者に、組織としてドライブスルーPCR検査を実施。

この3月のドライブスルーPCR検査が過酷だった記憶。

組織として初めての新型コロナ陽性者対応であり、蜂の巣をつついたような騒ぎになりました。

コロナ蔓延からここまで約1年間、陽性者がいなかったことは幸いでしたが、感染の波は誰にでも訪れるのです。

保健所の対応もこの当時はかなり厳格で、濃厚接触者リスト作成や確認に非常に時間がかかり、数日は深夜までの作業でした。

PCR検査の結果、数名の陽性が判明したので別チームは一時運営を中断せざるを得なくなりました。

濃厚接触者の特定を行わなくなった今の状況など、当時からしたら考えられないだろうと思いますね。

4月、私が所属チームのボスとなった。先代のボスは組織のボスとして居続ける。ここから先が、てんてこ舞いすぎて2年も書かずに来た一つの要因。

この頃あたりはZoomやMeetに続けとばかりにサードパーティのオンライン会議ツールが出そろってきていて各社営業が頻繁にありました。

結局ZoomやMeetで必要十分なんですよね。導入しやすいし。

で、各種セミナーのオンライン実施の案内もかなり増えてきていたんだけど、ほとんど参加しなかったな。

オンラインのセミナーや研修って、よっぽど興味が無いと参加意識が希薄なんですよ。

集合して行う研修等は逃げ出しようがないから「せっかくの機会だから興味ないけど役立てられるかも」みたいな意識になるんですが、オンラインだと興味が無くな ったらすぐ他の業務をできちゃうので。

なので私自身は今でも原則としてオンラインのセミナーや研修はお断り(不参加・スルー)しています。

チームの人にはオンラインでも研修受けろって言ってますけどね。

5月、いくつかのイベントを中止した。書面決議とした会議もあった。五輪のテスト大会の実施とその直後のまん延防止等重点措置発令があった。新型コロナに感染した。緊急事態宣言が発令された。

この頃は、国全体にとにかく集合しない・密を避けるという雰囲気があった。

にも関わらず五輪のテスト大会は強行しましたね。五輪大会自体も強行してましたけど。

そしてテスト大会後にまん延防止等重点措置発令とか、順番が逆で恣意的なんですよ。テスト大会前に市内の感染者数は激増していました。

4月下旬には10万人あたりの新規感染者数が30人を超えていました。

国も、北海道も、この状況を知っていて五輪のテスト大会終了まで放置しました。

そして私も家族から新型コロナ感染ですよ。私は何日も高熱と頭痛に悩まされました。

その後に緊急事態宣言発令。

心の底から、国と北海道と五輪大会組織委員会「ふざけるな」と思いました。今でも同じことを思っています。

そのような経緯で、自民党公明党は二度と応援しないと心に決めました(維新の会も応援しません)。

6月、緊急事態宣言の延長に伴い、大きなイベントを延期。分散利用実施。まん延防止等重点措置に切替え、解除。

私のチームでは6月から利用者の分散を図る措置を実施しました。

発熱したスタッフがいたらすぐ休んでもらえるようにとの意図で始めました。

これはこれでうまく動きましたが、利用者の負担が大きいので9月までで終了しました。

7月、いろいろなイベントを分散・中止に。PCRモニタリング調査なんてのにも参加。

8月、またまん延防止等重点措置。五輪本大会。緊急事態宣言発令。大きなイベント実施。陽性者判明。ワクチン接種。

9月、緊急事態宣言中。

国の施策で、楽天PCRモニタリングというのを無料でやってたんです。それに参加して定期的にスタッフ全員のPCRをしていました。

無料なのはありがたかったですね。

当時は抗原検査キットは研究用のみで1個3,000円とかザラでしたし、街中のPCRセンターは低リスク・高リスクの判定のみでしたから。

8月の五輪大会実施は、勘弁してくれという思いでした。まん延防止等重点措置期間中でしたし。

まあ今になって色々、この五輪がいかに強行され金が動いたかが分かってきてますけど。

当時は、国や大会組織委員会の、国民を向いてなさはひどかったですね。なにも回答しない態度というか。

IOCのバッハ会長が東京を練り歩いてバブル方式もクソもなく振る舞っていたことを、丸川珠代大臣が「不要不急かは本人が判断すること」などと擁護して国民から総スカンを食らっていました。国も政府も大会組織委員会も、本当にどうかしていますね。 国民には不要不急の外出を控えるように言っておいてバッハ会長は野放しかよ!ということです。

8月末にはまた緊急事態宣言発令です。五輪強行しておいてそれかよ!という理不尽な気持ちになりました。9月まで延長されましたし。

同じ8月末には、延期に延期を重ねてきた大きなイベントを、もう延期できないということで実施して、終わったとほっとしていたら、無料のPCRモニタリングで陽性者が判明しました。

経路不明だったのですが、こればかりはタイミングが最悪でした。

保健所と連携しつつチームの数名で濃厚接触者リストを作成し、対象者にドライブスルーPCR検査を実施して、結果が出たらまたリスト更新という。

3月の別チームのPCR検査を経験していたので、スムーズに実施できましたが、協力してくれたスタッフには大変な苦労をかけてしまいました。

8月末にワクチン接種予約があり、逃せないので受けたら副反応で高熱が出ました。そんな中、数組の利用者からスタッフの陽性判明とイベント実施について強く非難され、対応に苦慮しました。同じ轍は踏みたくないと強く思いました。

10月以降、各種イベントや運営を、従来通りになるべく近づけるように対応。

この頃から、市販の抗原検査キットを大量購入して、大きなイベント前にスタッフ全員検査などを行っています。

また、大きなイベントについては、緊急事態宣言が出ても延期や中止をしなくて済むように、細かく分散するように対応しました。

国の無料PCRモニタリングは年末を待たずに終了してしまいましたが、秋以降は組織として医療用の抗原検査キットを購入できる体制を整えました。

これは国の薬事承認を受けた抗原検査キットを安価に購入・使用できるようになるので、大変ありがたいことでした。

以降は抗原検査キットを使ってスタッフの陰性確認を定期的に行っていきます(月に一回もしくは2週に一回)。

2022年1月、スタッフ全員の抗原検査で数名の陽性が判明。まん延防止等重点措置発令。

いずれも無症状で陽性判定だったので、検査しておいて良かったという感じです。

これに伴い一時運営休止としました。当時はまだ、保健所と連携して濃厚接触者のリストを作って、健康観察を行う必要がありました。

運営休止中に別のスタッフも陽性判明するなど、食事?が原因と思われる感染があり、以降は黙食・2m以上離れる、が基本となりました。

2月以降、複数の利用者が陽性。

それまでかなり感染が落ち着いていましたが、1月下旬ごろから激増しました。感染爆発です。

市の1日の検査数が5,000を超え、1日の感染者数が2,000人を超えました。

そうなると自然と利用者にも感染者が出てきます。

いわゆるオミクロン株による感染拡大ですね。

このことで保健所がパンクし、以降は濃厚接触者のリスト作成や健康観察は組織のみで行うことになりました。しかもリスト作成した濃厚接触者はPCR検査の対象外になりました。外出自粛して健康観察だけするという方針になったのです(PCR対象は陽性者の同居家族にのみ限定されました)。

まん延防止等重点措置は3月下旬まで延長されて解除になりましたが、このときの感染の大波は半年以上経過した9月現在でも未だに収束していません。

4月、チームのボスとして2年目。

とにかく毎日やることが積み上がり、それをこなすことで1日が終わります。

中長期的に取り組むべきことや手を動かしたいことに取り組む時間、読みたい資料・書籍に触れる時間がありません。

「これでいいと思っているならふざけるな」という思いは組織のボスに対しても感じています。

組織のボスは労務管理意識が低く、社会保険労務士のアドバイスや提案を聞き入れません。

組織の経営のあり方は、ボスをすげ替えることでしか変えられないと感じます。

私はチームを運営していますが、どこまでメンバーと関われているだろうかと不安です。

ぜんぜんメンバーと関われていないと感じています。

そういったことに手を着けるための時間的余裕が必要です。

1にも2にも時間的余裕が必要です。

家族も、職場も大切にしていきたいのですが、

時間的余裕がない中ではどちらも中途半端になりがちです。

定期的なワンオンワンをしていくのが一番の近道だと本で読みました。

それしかないと思っています。

コロナ禍

1月にブログ移転の検討していることを書いたあと、おちおちしていたら新型コロナが入ってきて、あっという間に国中に広がった。

3月以降、様々な面で制約をうけた運営になってしまった。

4月5月6月は、自分の勉強に時間を使えるかと思いきや、利用者への情報提供や今後の対策を考えることなどで全て泡に消えた。

7月8月9月は、所属チームの大きなイベント運営に大多数の時間をかけ、組織上の様々な動きがあり、徹底抗戦の構えで戦った。

10月は、仕事上で少し調子が出てきたが、肉体的に限界を何度か迎えた。

11月は中旬を迎えようとしているが、あらためて新型コロナが猛威をふるい始めている。

現状の対策のまま、国民任せの対応しかしないのなら、おそらく12月に向けて増加し続けるだろう。

さよなら、日常。

コロナ禍の、日常。

新型コロナを意識しつつ、平常運転に近い形を模索していた日々は、これで終わる。

ワクチンを手にする前に、私達は感染をまぬがれず、業務を断続的に停止することになるだろう。

予定が予定として機能せず、何を持って年度を締めくくることになるのだろうか。

この年度の利用者に対し、どこまで不利益を生じさせるのだろうか。

参る。

新年あけて思うなり

前回のエントリでは希望について箇条書きした部分がありました。 その後決定したことや変更となったこともありましたので 箇条書きを加筆修正しつつ、新年の挨拶に代えさせていただきます。

  • 人事異動により部署のトップ代理になる
  • 出退勤を管理する
  • 定時に帰ることを推奨する
  • 有給休暇の100%取得を目指す(段階的に)
  • より、理念を体現できる職場づくりを行う
  • 各自が職務に専念できるような職場環境を整える
  • 多数のイベントを整理する
  • イベントの狙いを再確認しつつ、それに合わせて内容を練り直す
  • ICTを用いて効率化を図る
  • 紙面での資料配布を縮小していく
  • BYODを導入し、情報共有をすすめる
  • 補助金申請を増やすことによって、予算を増やす

大きな変更の一つは、人事異動によって私の役職がトップ代理となることです。 これは2021年度にはトップになるための準備です。

また、労働法改正に伴う就業規則の変更に合わせ、出退勤および始業終業時間の管理を行います。 これは職員一人ひとりに自分の出退勤時間を確認してもらういい機会になると思います。 つまり、どれだけ長時間労働しているか、自分で振り返ることができるということです。 また、経営層にも、客観的に長時間労働の実態を伝えられると期待しています。

私も経営層の役員の1人ですが、他の役員さんがたは(トップも含め)ベテランすぎて、過ごしてきた労働環境が違いすぎます。 そのため、現代、現在の労働環境・社会環境について、ほとんど理解されていないように見受けられます。 高度経済成長時代と現在は、全く違うんですけどね。 当時はこうやっていたものだが…なんて苦言を呈されますが、全く役に立たない苦言なんですよね。

有給休暇の制度は整備されていますが、取得方法や自分の残日数の確認がしづらい状態です。 また、職員間の有給消化に対する意識も合わせていきたい。 (絶対休まないという人もいれば、体調や予定によって休みたいという人もいます。それだと有給消化しただけでずるいとか思われたりするのです。) これを打破したい。

多数のイベントがあるのも職場環境の難しさの一つです。 多すぎなのです。現経営者が増やしすぎたのです。 それぞれのスタートにまつわる思いや記憶は大切ですが、増やせばいいというものではないのです。 狙いの独自性が見えないイベントは、再検討対象としたいと考えています。

ICTはどんどん利用していきたい。 様々なものを導入できるように予算を確保していきます。

また、これまで顧客のことを考慮し、特定の補助金については申請を避けてきました。 しかし、顧客にあまり負担をかけずに申請できるのではないか、と検討し、その方向が見えてきました。 この補助金を申請することで、人件費の心配を少しでも減らしたい。

というのが現在の私の考えです。 組織を作り変える時機、という認識です。

私の希望とは

夏を過ぎて、個人面談の予定も決まり、採用案内も行っている。 いまの職場での、来年度の人事を具体的に考え出す時期が来た。

ずっと書こうと思っていて、書けずに日々が過ぎることになってしまう。 もうそろそろ箇条書きでも、書かなくてはと思ったわけで。 ※業界や会社名を明示していないブログなので、配慮した書き方になってしまう。

  • 自分にとっての希望とはなにか
  • 目指すものはなにか
  • 何を避けるべきか

とにかく、書いてみよう。まずはそれから。

私の希望とは

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待ってくれない

一つ一つの確認事項に、トップとして確認と判断をしなければならない。 なぜか。 実際のトップが、適切な確認と判断をできなくなってきたから。

そんなわけで、一つ一つの返事、返答、回答、提出に、心をこめて確認と判断をする。 今年度はそういうフェイスtoフェイスな対応をしていく所存。

古い組織

アナログで消耗しているのは確かである。 それと同時に、組織の古さによって消耗している部分がある。 忘れないように書き留めておきたい。

スタッフ

  • 最後の大改革があってから18年経過したが、トップ2人が不変のため、組織が不活性化している
  • トップ2人が時代の変化に追随しておらず、18年前と同じ世間・環境を前提とした運営となっている
  • トップの1人は管理者として不適格な言動を継続して行っている
  • トップのもう1人は下のものに権限を移譲せず抱え込みがちであり、様々な作業がそれによって遅滞する
  • トップが優柔不断であり高齢であるため、決断までにいたずらに時間を要することが多い
  • 前向きに思考するスタッフが少ない
  • 誰かや誰かの考えを否定しがち(承認欲求が満たされてないのではないか)
  • したがってスタッフのノリが悪い

ボードメンバー

  • メンバーの大半が70歳前後であり、高齢化している
  • 時代の変化に追随しておらず、同業他社が増えていることや世間からの必要性を軽視している
  • 現場を見ていない・知らない人が大半であり、見当違いな議論をたびたび発生させる
  • 頭の切れる人は亡くなったり、今期で退任したりして不在に
  • エビデンスベースの議論を行わず、感情や経験に基づく発言に終始する