あとあと

経営ってどうやるの?

書き初め

書く

一年間、なにもここに書かなかった。 一日たりとも「書く」という行動に移す気力がなかった。 そんな一年間であった。

新年明けて2週間以上経過しているが、この何も書かなかった一年間の行いを振り返ろう。 飽きたら途中で振り返るのをやめても良い。

気持ちとして、今日は区切りである。区切りの日としたい2018/1/18だったのである。

2017/3/18のこと

この日、2017年度からアナログでの消耗を解消すべく、デジタル化に向けて動くことが許された。

長はアナログ派であるようだが、私の考えに理解を示してくれ始めているようにも思える。 正確に言えば、この日、主にデジタル化のために使って良いとされた予算、数百万円が運営者たちによって承認されたのである。

承認されたからには実施をし、効果を期待されるものである。

その担当責任者は、私である。

2017/6月頃のこと

必要な機材を見積もり。 200万円を超える金額になった。

本当にすべて購入するのだろうか、と少し気弱になってしまう。 長は、すべて購入したら効果が出るのかと問うので、ソフトがそろって職員が慣れたら効果が出ると答えた。

また、この頃から、申請や調査への回答や書類作成に追われることになる。 最終的に、申請や調査や試算は基本的に私のタスクとなる。

2017/10/3頃のこと

運営者たちの集まり。 職場の職員の待遇について、序列を崩さずに金額をアップする目処が立ったことを報告する。

この序列を崩さずにバランスさせる、ということは他の人には難しいことらしい。 私にはパズルのようなものであり、ある程度適当に数字を入れて、少しずつ調整すれば達成できることであった。

経営にはふだん使わないような能力が必要になる局面があるようだ。

2017/11/20頃のこと

職場が来年度から行政との連携を行う必要があるため、その申請書類を準備してきた。

それがようやく全て整った。

先月、2017/12/12のこと

コンパクトだが超高級なデジタルカメラ2台と、複合機が届いた。

複合機はFAXをクラウドに保存することができる機種である。 数日かけて連携をし、FAX受信後Slackに通知しつつ、FAXのPDFをメール送付する、というフローができた。 これで職場の外にいてもFAXの確認が簡便である。 しかし、それ以外の活用はコピーくらいである。少し、期待しすぎた。

ちなみにデジタルカメラはまだ職員に紹介していない。管理部屋にしまっている。

また、自動ドアを開けるリモコンスイッチも届いた。 職員が「なにこれなにこれ」と気軽に押すのでこれも管理部屋にしまっている。

先月、2017/12/19のこと

職員に今後のデジタル化のことを、ICT化するという紹介をし、機種選定の助言を求めた。 そして、私と職員とで、プロジェクトチーム化することも決めた。

また、職員に調査を行うことにした。 これはICT化による効果測定のため、導入前の評価値を取得する目的である。

職員のコメントを受け、機種は確定した。

しかし、必要な台数を購入するには時期が悪いようである。購入台数制限がかかっている。 年明けに発注することになりそうだ。

2018/1/2のこと

職場のネットが死んだとの報告を受ける。

しかし感染症によって口にするもの全て吐く状態のため対応できず。

よれよれになって現場を見に行くと、既存ルータのDHCPサーバが死んだようだ。DHCP設定の端末がすべてIPを正常に取得できなくなっていた。 ルータのDHCPサーバは数か月前にもIPが期待通り取得できない現象が出ていたことを思い出す。

症状の発端はWIFIアクセスポイントの一つだと推定。月曜早朝の再起動ルーチン中に正常起動しなかった模様。これに引きずられてルータのDHCPサーバがとどめを刺されたのではないか。

結果、当該WIFIアクセスポイントを強制再起動し、1/6に新たなルータを購入し、設定・配置して解決した。

今日、2018/1/18のこと

職員への調査回答がほぼ出揃ってきた。

そして、まだアナログで消耗している職場に、今日はタブレットが複数台届いた。 各職員の机の間に、ほぼ均等にアームで固定されたのである。

タブレットの登場に色めきだつ職員。

今日は記念すべきデジタル革新への第一日目である。

まだ何も

そうは言っても、まだほとんど何も効率化されていない。 アクティベートもしていないタブレットが職場に増えただけである。 このあと、職員の作業を効率化するツールを、私が用意するのである。

それでも、始まっている。 ハードを揃えていくからには、ソフトも揃えていく。

今、私にできることを、精一杯やるのみである。